キッドです。
今回はボクシングのディフェンスの中の一つバックステップについてお伝えします。
まずバックステップとは何かから説明します。
バックステップとはステップインの逆バージョンです。
ステップインは攻撃の為に相手に近づくステップですが、
バックステップは防御用のステップで、相手が打ってきたパンチを、
後ろへステップして相手のパンチが当たらない距離まで下がるディフェンスです。
ディフェンスの中でも基本です。
バックステップのやり方
出典:森川 ジョージ 「はじめの一歩 53巻」
バックステップのやり方は、
右構えを前提として、左足(前足)のつま先で地面を蹴って、体を後ろに移動させます。
そして、右足のつま先から着地して、左足を着地させます。
相手のパンチが当たらない距離まで素早くバックステップします。
ほとんどのディフェンスは、相手のパンチを当たらないように避けたりブロックしたりしますが、
バックステップは、距離を取ってパンチ自体が当たらない距離まで離れるというのが特徴です。
バックステップの効果
バックステップは、ガンガン前進してくるファイター系の相手に有効です。
ファイター系は、パンチ力にも大体自信があるので、至近距離で打ち合うのはリスクが伴います。
そこでバックステップしてパンチが当たらない距離まで相手との距離をあけてやるのです。
しかし、離れるだけではダメで、こちらも攻撃しないといけません。
攻撃の仕方は、バックステップしてからの素早いワンツーなどが効果的です。
相手は自分に向かって前進(ステップイン)してきているので、体重は前に乗っています。
そこでバックステップからのステップインしてワンツーを相手に当てるのです。
相手は攻撃に意識が向いていて、ほとんど防御に意識がいっていないので、当たりやすいです。
また反対に、自分が最初にステップインして距離を詰めて、ワンツーなどを打ち、
素早くバックステップして相手のパンチが届く範囲から離れるパターンもあります。
これはアウトボクサーがよく使うヒット&アウェイてやつですね。
自分はパンチ素早く当てて、相手がパンチを打つ時にはそこにはもういないってやつです。
バックステップのポイント
1.素早くバックステップする
ゆっくりバックステップしていると、その間に距離を詰められて攻撃されます。
素早くバックステップして一瞬で相手から離れるようにしましょう。
2.ステップインとセットで練習する
バックステップだけでは下がるだけなので、大事なのはその後のステップインしてからの反撃です。
ステップインも練習しておきましょう。
3.距離を取り過ぎない
相手のパンチが当たらないギリギリの距離でバックステップしましょう。
距離を取り過ぎると反撃がしにくいです。
まとめ
今回はボクシングのディフェンスの中の一つバックステップについてお伝えしました。
バックステップは、ディフェンスの基本です。
ボクシングの理想は相手に打たせずにこちらが打つ事です。
このバックステップを覚える事によって、距離感を把握しやすくなります。
練習するなら、相手との距離感を覚えたいので、マスボクシングが有効ですね。
これくらい下がったら相手のパンチは届かないなという風に距離を試してみて下さい。
対人練習で相手が近づいてきたらバックステップで離れて、
逆にに相手が離れたらステップインするといった練習をすると効果的でしょう。
まずはシャドーボクシングでしっかりイメージしながら、
バックステップ、ステップインを練習して、是非マスターしましょう。