キッドです。
今回はボクシングのディフェンステクニックの中の一つクリンチについてお伝えします。
まずクリンチとは何かから説明します。
クリンチとは相手の体に抱きついたり、くっついたりすることで、
相手の攻撃や動きを止めて攻撃をかわすボクシングテクニックです。
攻撃や動きを止めるだけでなく、
自分の体力を回復する休憩目的で使われることもあります。
クリンチのやり方
クリンチのやり方は相手の身体に自分の腕を巻き付けるように回して、
相手がパンチを打てないように抱き合うような形をとります。
やり方を間違えればホールディングといわれる反則に近くなります。
これは相手の腕や首を抱え込み、相手の動きを完全に止めて攻撃から逃れようとするもので、
反則行為となる技ですのでこれはやらないように気を付けましょう。
クリンチはボクシングのルールで認められている、正当な防御のテクニックです。
しかし、ボクシングはパンチを打ち合うことが醍醐味なので、
ボクシングの試合でクリンチやり過ぎると、観客は退屈な試合だと感じてしまい、
さらにレフェリーからの警告の対象にもなります。
クリンチの効果
自分がうまくリズムを作れなくて、相手のリズムになっていくのを止めて、
自分のリズムを作り直す事ができます。
またクリンチの間には相手はパンチが打ってこれないので、休んで呼吸を整える事ができます。
さらに、相手がパンチをまとめてきて、どうしてもさばけない時などに使用すると有効です。
また、クリンチをフェイントにして攻撃をするといった事もできます。
日本でのクリンチのイメージは相手に抱きついて、
攻撃を中断してブレイクを待ってピンチから逃げるといったように
逃げるためのテクニックというイメージがありますが、
海外では、クリンチは防御技術の一つと考えられて、
しっかり技の一つとして捉えらています。
クリンチのポイント
1.多用しないように
多用し過ぎるとレフェリーから注意を受けたり、
消極的姿勢と判断されて減点される可能性があります。
2.クリンチの離れ際に気をつける
クリンチが解かれた瞬間に相手は突っ込んできてパンチが飛んでくる危険性がありますので、
解かれた後も必ず気を引き締めておきましょう。
まとめ
クリンチについてお伝えしました。
賛否両論あると思いますが、僕は立派なテクニックだと思います。
現に海外のボクシングジムではクリンチの仕方、
クリンチの回避の仕方をしっかり練習するそうです。
僕の意見としては、海外の選手はしっかり練習をするのだから
日本でも多くのジムでしっかりと練習するべきと思います。
そうしないとやり方を知っていて上手い海外の選手のほうが圧倒的に有利になります。
しかし上述したようにあまり頻繁に行うと、
レフェリーから戦う意思がないとみなされて警告の対象となるため、
上手に使い所を見極めることが大切です。
マスボクシングで色んなパターンのクリンチを練習して、
ピンチに陥った時だけに使うのではなく、意図的に使えるようになると戦いの幅が増えますね。
例えばクリンチに有効な技としての使い方は、
クリンチを何回か見せておいて、クリンチという技を出すように見せかけて、
クリンチはしなく、密着状態から相手のボディーにパンチを連打します。
教えてくれないジムもあるので是非、やってみてはどうでしょうか?
ではまた次回お会いしましょう。