キッドです。
今回はボクシングのディフェンスの中の一つサイドステップについてお伝えします。
まずサイドステップとは何かから説明します。
サイドステップとはフットワークの一種で
相手のパンチが当たる瞬間に
相手の右側か左側もしくは斜め前に動き空振りさせるディフェンスです。
サイドステップのやり方
出典:森川 ジョージ 「はじめの一歩 39巻」
サイドステップのやり方は、
移動する方向にある足(左に移動する場合なら左足)を、肩幅ぐらいに素早く横へ動かして、
もう片方の右足を素早く引きつけて、移動します。
移動した後も基本のスタンスに戻るようにします。
右に移動する場合は逆です。
サイドステップでは、円を描くように相手のサイドに回り込むのがコツです。
サイドステップの効果
サイドステップを覚えると、サイドに回り込むことによりパンチをもらう確率が下がります。
逆に真っ直ぐ攻めると、相手のパンチをもらう確率が高くなるのです。
また距離の取り方が上手くなり、ディフェンスのみでなくオフェンスの為にも効果的です。
サイドステップで相手が打ちにくい、攻撃しにくい位置に回り込んで移動し、
自分は有利なポジションで攻撃ができます。
そして相手よりも有利な位置で攻撃しているので、相手はパンチが見えにくいです。
相手に見えていないパンチは当たった時のダメージが大きく、
上手くヒットさせると相手はダウンします。
正面から攻撃しても、相手の視界の範囲にはいってるためパンチが当たっても、
相手は耐えますので見えないパンチと比べると威力は劣ります。
サイドステップで相手の見えない位置に素早く回り込みパンチを打つと、
見えないパンチをヒットさせられる確率がアップします。
サイドステップのポイント
1.素早くサイドステップする
ゆっくりサイドステップしていると、その間に相手がこちらを向きます。
素早くサイドステップして相手がこちらを向く前に一瞬で相手の横に回るようにしましょう。
2.ガードは下げない
ガードはしたままで、サイドステップしましょう。
移動するのに意識が行き過ぎて下がりがちになりますので気を付けましょう。
実践でガードが下がらないようにするクセをつけて下さい。
3.距離を取り過ぎない
相手のパンチが当たらないギリギリの距離でサイドステップしましょう。
距離を取り過ぎて相手から離れすぎると反撃がしにくいです。
まとめ
今回はボクシングのディフェンスの中の一つサイドステップについてお伝えしました。
サイドステップといえばマイク・タイソン選手です。
相手の横に回りながら、攻撃していく姿はまさに芸術です。
サイドステップの見本ですね。
サイドステップは真横のステップのみでなく、
斜め前のステップもサイドステップと同じように練習するようにしてください。
実践の攻撃時は相手の斜め前にステップしてジャブ、
フックやボディなどを打つ場面もあるからです。
サイドステップを練習するなら、これもマスボクシングが有効ですね。
左にこれくらい移動した時はなんのパンチが打ちやすく、
右にこれくらい移動した時はなんのパンチがうちやすいという風に色々と試してみて下さい。
また反復横飛びの練習をするとスムーズにサイドステップができるようになり、
スピードも上がります。
まずはシャドーボクシングでしっかりイメージしながら
サイドステップからの攻撃という形を練習して、是非マスターしましょう。
次はこのディフェンスを覚えましょう。