キッドです。
今回はボクシングのディフェンスの中の一つスウェーバックについてお伝えします。
まずスウェーバックとは何かから説明します。
スウェーバックとは相手が打ってきたパンチを、
上半身を後方に反らせてパンチを避けるディフェンスです。
ディフェンスの中でもかなりの高等技術ですが、
パンチを避けるという点では優れたディフェンス技術になります。
しかし危険性が有りますので、個人的には絶対に覚える必要はないと思いますが、
興味あるなら是非やってみましょう。
スウェーバックのやり方
出典:「https://pixabay.com/ja/」
スウェーバックのやり方は、まず相手のパンチの距離がどれくらいかを測ります。
パンチの距離を十分に把握して、相手がパンチを打ってきたら、
相手のパンチが一番伸びきった状態から鼻先一つで避けるように
上半身を後ろへ反らしてパンチを避けます。
出典:森川 ジョージ 「はじめの一歩 86巻」
このとき上体を反らしすぎないように気をつけましょう。バランスを崩します。
上体を後方に反らすのと一緒に右足を引いて、顎を引いたまま、
目線を相手から逸らさないようにします。
そして相手がパンチを引くのと同じタイミングで、上半身と引いた右足を元の位置に戻します。
スウェーは相手のジャブ、フック、アッパーなどを避ける場合に使い、ストレートを避ける場合に
スウェーはあまり使わないほうがよいです。
ストレートは伸びるパンチなので、スウェーで避けたと思っても、
そこから伸びてきてパンチをもらう場合があります。
タイミング良く後ろに反らせると、
パンチの威力を半減させることは出来ますが、被弾する可能性が高いです。
スウェーに大事なのはタイミングと距離です。
スウェーバックの効果
まったくパンチをもらわず自分の攻撃に素早く繋げられます。
スウェーでタイミング良く相手のパンチを避けられれば、
相手はパンチが伸びきった無防備な状態なので、自身の攻撃のチャンスです。
体重が後ろに乗っている分、その反動で体重を乗せて強いパンチが打ち込めます。
スウェーバックはボクシングにおいて有効な技術ではありますが、
その分、危険性を伴うものでもあります。
上体が後方に伸びている状態でタイミング悪くパンチをもらうと、
ダメージは通常より大きくなるでしょうし、
踏ん張りがきかないので、そのままダウンを取られる場合もあります。
スウェーバックのポイント
1.最初はパーリングと一緒にスウェーバックをする
最初は、パーリングを交えつつスウェーを行うことから始めると良いでしょう。パンチをもらわず、
だんだんとスウェーの感覚を掴んでいきます。
慣れてきたら、パーリング無しで行うようにしましょう。
2.後ろの足を半歩後方にズラす
後ろの足を半歩後方にズラす事によってかなりバランスがとれたスウェーになります。
相手の追撃に対応しやすくなります。
3.スウェーの後はすぐ左右に動く
スウェーバックの後にまっすぐ下がらず、すぐ左右へ移動し、
相手と身体の位置を変えれば、連続したコンビネーション攻撃がきたとしても
パンチをもらいにくいです。
まとめ
ボクシングのディフェンスの中の一つスウェーバックについてお伝えしました。
有名なボクサーでメイウェザー選手やハメド選手が得意としていた超高等技術のディフェンスです。
どちらも素晴らしいディフェンステクニックの持ち主です。
僕はあまり天才という言葉は好きではないのですが、まさに天才的な選手です。
パンチを避ける姿はまさに芸術ですね!!
スウェーバックは、
基本的にやらない方が良いと言うのがほとんどのボクシングジムでの教え方だと思います。
実際に僕もやらない方が良いとジムで教えられました。
個人的にもおすすめ出来ません。失敗した時のリスクが高いです。
まずは、他のディフェンス技術をアップさせてから取り組むのがよいでしょう。
練習するなら、やはりマスボクシングですね。
対人練習で実際のパンチの距離を測ったり、鼻先ギリギリで避ける感覚を掴むのが一番です。
ちなみに僕は全然練習してこなかったので上手にスウェーはできません(笑)
オススメはしていませんが、できないよりかはできた方がいいと思います。
その分ディフェンスの幅も広がりますしね。
興味があって、他のディフェンスをある程度できるようになってやってみると良いですね。
ではまたお会いしましょう。