キッドです。
ボクシングで相手のパンチを華麗に避ける姿はとてもカッコいいです。
その姿はまさに芸術のようです。
カッコイイだけでなく相手のパンチをもらわない事は勝つためにもとても大事な事です!
相手のパンチを綺麗に避けるには優れた動体視力と反射神経が必要になります。
今回は特に動体視力のほうについて、動体視力の鍛え方などをお伝えします。
動体視力とは
物が動くのを捉える視力です。
例えば分かりやすくいうと動いている電車を外から見て中の人の顔が見える目の良さです。
細かく分けてボクサーに必要な動体視力は二種類あります。
DVA動体視力…これは上下左右に動くものに対する動体視力です。
KVA動体視力…これは前後や奥行きの動きに対する視力です。
自分に近づいて来るものを見極めます。
これら二つの動体視力はボクサーにとても重要な動体視力の種類です。
何故かというと、前後左右、あるいは斜めからの全てのパンチ、
種類でいうとストレート系やフック、
アッパーやボディー系のパンチに対応しないといけないからです。
ボクサーになぜ動体視力が必要なのか
相手のパンチを見切る必要があるからです。
しかし、ここで抑えておきたい事は相手のパンチが
出てきたの見て避けるという動作はパンチのスピードにパンチを見て
体を動かすというスピードがついていけませんのでまず不可能です。
相手のパンチを見てよけるという動作は約0.2秒かかりますが、
ボクサーのパンチはそれより速いスピードで打ってくるので事実上不可能なわけです。
ではなぜ動体視力を鍛える必要があるかというと相手の体の微妙な動きを目で捉えて察知して、
どちらの腕からどのようなパンチが飛んでくるのかを予測するためです。
もうひとつは、動いている相手の適切な位置に自分のパンチを当てる為です。
動体視力が上がると相手の動きや相手のパンチが見えるようになります。
相手の動きやパンチが見えるのと見えないのでは全然違います。
ボクサーが相手のパンチを避けているのは
こうして避けてさらに動く相手に的確にパンチを当てているわけです。
動体視力を鍛えるトレーニング
左右の腕を使いそれぞれの手の親指を立てて、
前後に重なるように出して手前と奥を交互に見るという動作を50回繰り返します。
前後の目の動きです。
次に1メートルくらい手と手の幅を開けて親指を立てて親指を交互に50回見ます。
左右の目の動きです。
次は1メートルくらい幅の上下です。
同じく左右斜めも行います。
上下斜め左右の目の動きです。
色んな方向で行うのは前述の通り
まっすく、上下左右、斜めから飛んでくる色々なパンチに対応する為です。
はじめはゆっくりでいいですが、慣れたら必ず早く目を動かすようにしましょう。
パンチはとんでもないスピードで飛んできます!
また、ボクサーの有名なトレーニングですが、
移動している電車の中に乗っている人の顔を見切るなどもいいトレーニングと思いますね。
ボクシングでのトレーニング
ボクシングジムで動体視力を鍛えるトレーニングはパンチングボールです。
二種類のパンチングボールのトレーニングがありますので、
詳しくはこちらの記事からどうぞ!
初心者ボクシング上達講座 練習編 パンチングボールシングルのやり方と効果
意外と簡単!ボクシングオタク流【効果出るパンチングボール】打ち方のコツ
反射神経も鍛えられる
相手の体の動きや筋肉の微妙な動きを目で捉えて察知し、
その瞬間、自分があーやってこーやって動こうと体を動かしてパンチを避ける能力は反射神経です。
反射神経とは、脳と体の一瞬の反応のことです。この反射神経は目から入った情報が元となります。
厳密にいうと動いているものを見た時の情報です。
このように動体視力を鍛えることは、反射神経を鍛えることにも繋がるのです。
視力の改善にもよい
眼球を動かす事によって目の筋肉の凝りをほぐして視力の改善にもよいです。
視力が上がるかは人それぞれですが、悪くなるのを防ぐ効果はあります。
動体視力もアップし視力も回復するので一石二鳥ですね。
まとめ
ボクシングでの動体視力の重要性、鍛え方などを簡単にお分かりいただけたと思います。
ボクシングでパンチをよくもらったり、パンチに反応できないなら、
重点的に動体視力を鍛えてみると効果的だと思います。
僕自身も体視力を鍛えており、
パンチが見えやすくなったと体感していますので、必ずパンチが見えるようになってきますよ!