キッドです。
モンスター井上尚弥選手が待望の米国デビュー。
WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥が同級7位の挑戦者アントニオ・ニエベス(米国)に
6回終了TKO勝ちし、6度目の防衛に成功しました。
井上選手が世界的スターになる為の、大きな一歩を踏み出した試合になります。
米国でいい結果が残せて本当に良かったです!
今回はそんなニエベス戦について振り返っていきましょう。
アントニオ・ニエベスについて
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プロフィール
本名:アントニオ・ホセ・ニエベス
生年月日:1987年5月25日
国籍:アメリカ
戦績:24戦19勝(11KO)3敗2分
KO負けが一度もないタフな選手です!
世界7位と下位ランカーながら井上選手初のアメリカという事で注目が集まる試合でした。
井上選手との試合までの戦績は20戦17勝1敗2分。
戦績から分かる通り決して弱い相手ではありません。
ただ、KO率はそんなに高くないのでパンチがそんなに強いというわけではなさそうです!
そして、井上選手とは正直レベルが違うかなというところです。
身長は163センチと井上尚哉とあまり差はありませんが、
リーチは174センチという事なので、井上尚哉よりも3センチほど長いです!
アントニオニエベス選手は意外にも銀行でフルタイムで働いており、
ボクシングと仕事を両立しているようですね。
トップレベルのボクサーなのにフルタイムで働いているなんてすごいです!
試合
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【1ラウンド】
序盤は井上選手がサウスポーからの
右ジャブからの左のストレート、さらにオーバーハンドを打ちます。
これがかなりキレています。
ニエベスも負けじとジャブを返しますがパンチ力に驚いたのか、距離を取り始めます。
井上選手が主導権をにぎり、ニエベスを追いつめます。
ニエベスは井上尚弥のコンビネーションをガードしながら
打ち終わりを狙い反撃しますが、井上選手のパンチの精度が高く、
1ラウンド終わりからすでに顔が腫れていました。
【2ラウンド】
井上選手がプレッシャーを強めます。
右ジャブ、左ストレートの強打がクリーンヒット。
ニエベスはなんとかガードして踏ん張ります。
さらに井上選手はボディーを放ちます。
ニエベスはまた打ち終わりを狙いますが、当たりません。
それでも、徹底したガードで、井上選手の攻撃をなんとか防ぎます。
井上選手は強打でコーナーに押し込んだところ、ボディーを放ちます。
さらにもう一発ボディーを放ちます。
ガードが下がったところに井上選手のアッパーがヒットし、ニエベスがぐらつきます!
そのまま井上選手が攻め込もうとしている時に、
10秒前の音をラウンド終了のゴングと勘違いし、コーナーに戻ろうとします。
途中で気づいて引き返しますが、2ラウンド終了。
もったいなかったです。この出来事にニエベスは完全に救われましたね!
【3ラウンド】
ニエベスは2ラウンドに続き井上のプレッシャーに耐えきれず、
ガード固めたまま、フットワークを使いアウトボクシングを徹底します。
ニエベスは井上選手のうち終わりを狙いますが当たりません。
しかし、井上選手はニエベスの徹底したディフェンスに少し攻めあぐねます。
ディフェンスを崩す為に上の攻撃から、ボディーを打ったり
ガードの上からでもワンツーを当てて
上下のコンビネーションを増やして、どんどん追い込みます。
【4ラウンド】
井上選手が軽快なフットワークを使い、ニエベスを翻弄します。
ニエベスはガードを固めて少し前へ出ます。
井上選手のディフェンスが素晴しい!
中盤は、井上選手が打ち合いにでて、ニエベスに再びプレッシャーを与えます。
ワンツーを放つとガードの上からニエベスはふらつきます!
【5ラウンド】
井上選手のプレッシャーにニエベスはジャブで対抗しますが、
通用せず簡単に入り込まれてしまいます。井上選手のボディーがさらに増えて、
ニエベスは下がりほとんど手が出せなりました。
しかし、井上選手の打ち終わりを打ち返すのでまだ気が抜けません。
危ないかなと思いましたが、さすが稲生選手きちんと見えているようです。
ロープ際でボディーがジャストミートし、ガードが下がります!
ニエベスはかなり効いていて下がります。そこからまた左ボディーがヒット!
さすがに、このボディーに耐えきれずダウンします。
なんとか立ち上がりますが、逃げ回るニエベス。しかし、井上選手はボディーの連打で
逃げ回るニエベスを追い詰めます!もう井上選手が勝つなと思いました!
【6ラウンド】
ニエベスはもうガードすることしかできません。
ただひたすら、井上選手の攻めから逃げます。
詰む寸前です。
これに対して、井上はかかってこいという挑発を見せます!
しかし何もできないままラウンド終了!!
たまらず6ラウンド終了時点で棄権を申し出て試合終了となりました!
井上選手がTKOで見事に勝ちました!
逃げ回っていたニエベスに批判はありますが、
井上選手相手なら仕方ないかなとも思ってしまいます。
井上選手の強さ、パワーは半端ないですからね。
ボディーを打った時の音がマジでヤバかったです!
判定も井上10-9 井上10-9 井上10-9 井上10-9 井上10-8
全部のラウンドでポイントを取り、終始圧倒的で素晴らしい試合でした。
あのまま続行じていたらニエベスは確実にKOされていたでしょう。
そう考えると棄権したニエベスは利口かもしれません。
海外の反応
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海外の方のコメントです。
・今夜、スターが誕生した。井上尚弥は、まさにモンスターと呼ばれる才能にふさわしい。エキサイティングなファイターだ。
・ニエベスは悪くはないが、井上が別格なので彼はこの試合ではどうしても素人に見えてしまう。井上が本物だったということだ。
・ニエベスは、あまりにも多くの処罰を受けていた。
・井上がついに彼の価値にふさわしい認知を得られたことをうれしく思う。
・最初は、井上のライブを見ているような感じだった。彼のような評判通りの価値のあるものにはなかなかお目にかかれない。技術的にも素晴らしいしパンチ力も凄い。
・驚異的な才能なので見ていて楽しい。彼はボクシングポルノだ。た。彼のパワー、戦術は、ここ(アメリカ)で明らかに求められているものだ」と最大級の賛辞を口にした。他に話を聞けた米メディアの反応も「欠点がない」など、すべて好意的なものだった。
・ボディ打ちの打撃音は何マイル離れていても聞こえてくるくらいだ。
・彼のパンチはタイミングでも正確さでも素晴らしい。
・素晴らしいショーだった井上!あなたは世界のステージに立つアジアのホープです。
・あの一連のボディ打ちは情け容赦なかった。この階級には良いボクサーがたくさんいるので、彼がどれほど素晴らしいのか今後も戦えば良い目安になるでしょう。
・井上がアメリカデビューする上で良いショーケース戦になった。
・この試合だけで防御を判断するのは難しいが、井上にはいくつかの穴があるようだ
・彼がもっと防御的なトリックを学べば、彼はますます止められなくなるだろう。
・彼は115(スーパーフライ級)では良いようにみえる。しかし重いクラスに移ったらどうなるか。今までのようにいくことを願っているが、彼は同じような打撃を与えられるだろうか。ベストのディフェンスは良いオフェンスでもある。
・彼のニックネーム「モンスター」というのがこの試合で全て出ていた。
・彼にニックネームは「Muthafucker(困ったやつ、嫌なやつ)」にするべきだ。
アメリカ初の試合をした井上選手を称賛するコメントがたくさんされています。
強いというコメントもちろんですが、将来が楽しみとの声もみられますね。
井上選手の強い姿をアメリカで見せれる事ができて僕まで誇らしいです!
僕のコメントとしてはモンスターが堂々のアメリカ上陸を果たしたってとこです。
コメントにもあったようにボディーの音、そしてラッシュがエグかったですね!
今後もアメリカで活躍しまくって
世界中でナンバーワンの選手になってほしいです!
まとめ
井上尚弥VS アントニオニエベスについてお伝えしました。
いい形でアメリカデビューを果たす事が出来ました。
凄いKOシーンは見たかったとこですが、十分満足でしたね!
これからのアメリカの試合が楽しみです!
アメリカでも圧倒的な強さを見せてくれた井上選手。
そんな彼の強さは一体何なのでしょうか!?
強さの秘密について詳しくはこちらの記事を御覧ください。