キッドです。
先日、井上尚弥選手がマロニーとの試合で最高のKOでボクシングファンを盛り上げてくれました。
その時の記事はこちらからご覧下さい!
テレビ越しで絶叫!井上 尚也選手のマロニーを倒したカウンターがヤバすぎる!
次は日本人同士でまたもや盛り上げてくれるであろう、
さらに最も観たい注目の試合が決まりました。
WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔選手が、
2020年12月31日の大晦日に東京都の大田区総合体育館で
同級1位・田中恒成選手を相手に2度目の防衛戦を行います。
18時から19時にTBS系列で全国生中継されます。
これは見ないわけにはいかないぜ!!!
井岡選手はミニマム級からライトフライ級、フライ級、スーパーフライ級と
日本人選手で唯一の4階級制覇を達成しました。
一方、相手の田中選手もミニマム級からフライ級まで3階級制覇しており、
今回は4階級制覇を狙っての挑戦となります。
複数階級制覇の凄さについてはこちらの記事をご覧下さい。
ボクシング複数階級制覇とか価値ハンパねえ!偉大な王者についても解説するぜ
軽量級の日本最強を決める一戦となるでしょう。
今回はそれぞれの選手についてと勝利予想についてお伝えします。
※1月3日追記:試合結果については記事の後半で熱く語ります!
井岡一翔選手について
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井岡一翔選手のプロフィール
出身 | 大阪府 |
年齢 | 1989年 3月 24日(31歳) |
身長 | 165cm |
利き腕 | 右利き |
階級 | ミニマム級→ライトフライ級→フライ級→スーパーフライ級 |
井岡選手は日本人初の世界4階級制覇を達成した偉大なボクサーです。
大晦日で毎年のように試合をしていたので知名度もかなり高いと思います!
井岡選手はインファイトもアウトボクシングもこなす万能な選手です。
中でも中間距離が得意でボディーブローでダメージを与えていくのが得意です。
角度がいいのでタイミングがよかったらボディーブロー一発で倒します!
引退からの再起後は迎え撃つ待ちのスタイルから自ら前へ出るスタイルへと変化し
自分から打ち合いに行くシーンも多く見られるようになりました。
よりアグレッシブな戦い方になっているので穴がさらに無くなったといえます。
現に復帰してからの評価のほうが高いです!
そして打ち合いの中でも抜群の距離感とガードも高く
ディフェンス力も抜群なので相手からクリーンヒットをほとんどもらいません。
その距離感の精度は精密機械に例えられる程です。
打たせずに打つというボクシングの理想を実現できている選手です。
田中恒成選手について
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田中恒成のプロフィール
出身 | 岐阜県 |
年齢 | 25歳 |
身長 | 164cm |
利き腕 | 右利き |
階級 | ミニマム→ライトフライ→フライ→スーパーフライ |
田中恒成選手は日本人最速5戦目での世界王者となり、
世界最速タイの記録となる、プロ12戦目にして三階級制覇を成し遂げたボクサーです。
この記録はロマチェンコに並ぶ偉大な記録です。偉大なボクサーですが、
試合がテレビ放送に恵まれなかったので知名度は井岡選手より低いです。
ボクシングスタイルはファイターよりのボクサーファイターで
試合の中でもアウトボクシングよりも打ち合いを好む傾向にあります。
高校4冠のタイトルを獲得してプロデビューし、
プロのリングでは元世界ライトフライ級スーパー王者の田口良一選手、
元世界王者木村良選手など強豪ボクサーに勝利して確かな実力を示しています。
田中恒成選手の武器は全体のスピードの速さと手数の多さです。
試合の中でもハンドスピードやフットワークの速さ、
バリエーション豊富なコンビネーションに加えて
打ち合いから絶対に引かないという気持ちの強さもあります。
またパワーもありますね。
しかし打ち合いの中でガードが空くことがあるため、被弾する事もあります。
過去の試合では打ち終わりにパンチをもらう場面が何度か見られました。
勝利予想
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井岡選手と田中選手↑ 二人共かっこよすぎるぜ!
井岡一翔選手対田中恒成選手のツイッターの勝敗予想は、
両選手ともに50%くらいとなっているようです。
どっちが勝つか分からない様子がよく分かると思います。
友人プロボクサーに聞いても首をかしげて悩むと言っていました。
その中で、僕の勝敗予想は井岡選手の判定勝利です。
試合はお互いアグレッシブななボクサーの為、
近~中距離での打ち合いが多く見られる事が予想出来ます。
近距離では田中選手、中距離では井岡選手が優勢になると思います。
中距離で打ち合いの中では井岡選手が持ち前のディフェンス技術で
田中選手の攻撃を防ぎ田中選手のガードが空く癖を付いて試合のペースを握ると思われます。
井岡一翔選手のキャリアと試合を組み立てる頭脳、
そして引き出しの数など技術・テクニックは井岡選手のほうが上だと思います。
田中恒成選手のねらい目としては、接近戦での高速コンビネーションでパワーでごり押し、
または極端に距離を取って出入りのスピードを活かしたアウトボクシングです。
ですがアウトボクシングは田中選手本来のスタイルではないので、
井岡選手を驚かすほどのものではないと思われます。
インファイトでのコンビネーションで
井岡選手にペースを渡さないことが田中選手にとっては試合の鍵となりそうです。
過去のスパーリング
そんな二人は過去にスパーリングで拳を交えています。
その当時は井岡一翔選手が優勢だったようです。
しかし、8年前は井岡一翔選手が優勢だったのは当然です。
田中恒成選手は当時、高校生で、井岡一翔選手はプロでなおかつ世界王者です。
世界王者が優勢なのは明らかですよね!
田中恒成選手が当時の苦手意識を持っているならば、不利になりますね。
その点を考慮すればアウトボクシングするより、
インファイトで高速のコンビネーションで潰しにかかる方が良いかもしれません。
試合結果出たぜ!勝利の行方は・・・
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見事、予想通り井岡選手が勝ちました!
判定予想ではありましたが、予想を上回ってKOで勝ってくれました。
僕の周りには田中選手が勝つという予想もある中、
僕の予想であった井岡選手が勝つという予想が当たってくれただけでも嬉しかったです。
それにしてもダウンをとった井岡選手の左フックが本当に凄かったです。
井岡選手は2回ダウンを奪ったのですが、
どちらの左フックも同じパンチで最後、
レフェリーストップを決めたパンチもこれまた左フックでした。
すごかったぜ。。
田中選手は全く見えていないようでした。こーゆうパンチは非常に効きやすいです。
勝敗を分けた最大のポイント
非常に拮抗した予想の中、
勝敗を分けた最大のポイントは僕が思うにディフェンスの差だと思いました!
もっと具体的にいいえばガードの良さです。
試合を見返したら分かると思いますが、
井岡選手はガードが高くて、パンチをもらう確率が非常に低いです。
手数が出て田中選手が優勢に見えるラウンドもあった中、
きちんとガードして被弾する確率を格段に下げていたので、
クリーンヒットをほぼもらっていなかったのです。
このディフェンスの差が勝敗を分けた最大のポイントだと思います。
ガードが大事だとしみじみ思わせてくれました。
僕自身も今一度ガードを見直してボクシングを頑張りたいと思います!
まとめ
勝利予想と試合の結果、感想をお伝えしました。
スーパーフライ級以下の日本人最強を決めるにふさわしい本当に素晴しい試合を見せてくれました。
どっちが勝ってもおかしくないレベルでしたが、井岡選手の経験が上回りましたね!
そして最高の左フックでした!
田中選手は初黒星をつけられましたが、この敗戦をバネにもっと強くなると思います。
井岡選手はいい勝ち方をしたので、海外でのビッグマッチに繋がったと思います。
そしてどんどん強くなっていますので次の試合も非常に楽しみです。
井岡選手が勝つ結果となりましたが、
両選手ともさらなる成長と今後の活躍が期待できますね!