キッドです。
今回は、またまたボクサーの基本のトレーニングとも言える
縄跳びのやり方や効果について詳しくお伝えします。
ボクサーは縄跳びというイメージもロードワークと同じくらいあると思います。
ロードワークと同じく縄跳びをするボクサーもカッコいいです!!
カッコいいだけでなく、
縄跳びは全身の筋肉とバランスを必要とするボクサーのトレーニングにはピッタリなのです。
さらに縄跳びは場所を選ばず、道具もロープさえあればできます。
また跳び方や、スピードによって強弱を調整したり、
鍛える部分を変えたりできる効果的なトレーニングです。
それだけ効果的なトレーニングなのでほとんどのボクサーが行っているのです。
目次
ボクサーの縄跳びの跳び方
ボクサーは色々な跳び方を混ぜてやります。まずは一番簡単な両足跳びです。
両足跳びは基本的な前跳びで両足で1回跳ぶ方法になります。
両足跳びはほとんどの方がご存じだと思いますし、跳べると思います。
次にボクサーの跳び方です。
跳び方は片足で2回跳び、次に反対側の足で跳びます。
タンタン、タンタンと右右、左左という感じで跳びます。
跳んでいない方の足のつま先は床に少し触れる感じです。
見ためは両方の足で跳んでいるように見えますが、
ほとんどの体重は跳んでいる方の足にかかっています。
このボクサーの飛び方がボクサーのフットワークに重要になってきます。
これができるようになるとボクサーの跳び方のほとんどに対応できます。
膝を高く上げて跳んだり。足を後ろに引きつけて跳んだりです。
どの跳び方も基本的には右右、左左と跳びます。
ロープの長さは両脇を体側につけて両足でロープの中央を踏み、
腰の高さくらいになるようにします。
ロープの端っこを結んで長さを調節すると良いです。
ボクサーの縄跳びの方法のコツは?
ボクサー飛びをしたいのですが、上手くできないとよく聞きます。実際に僕も悩んでいました。
ボクサーの縄跳びの方法のコツとしては、
とにかく最初はゆっくりやる事です。
最初からボクサーのように早くしようとするので、上手くいかないのです。
慣れてきたら跳ぶスピードを早くしていけばよいです。
これは慣れるしかありません。
僕も入門した時、他の人の縄跳びを見て誰からも教わらずに自分で覚えました。
初めはぎこちないでしょうが、必ずできるようになりますよ。
どんな縄跳びを使えばよいか?
太くてそれなりに重いロープを使うと良いです。
重いロープを回す事によって、縄跳び効果倍増です。
ただ、最初から重すぎる縄跳びは上手く跳べませんので使用しないほうがよいです。
ボクシング用の縄跳びは基本的にロープの留め具がベアリング式で皮革製が多いです。
ベアリング式は回転しやすくねじれも起きにくいです。
もちろん良い製品ですが、
スポーツ店で販売しているスポーツ用の変形の少ないある程度しっかりとしたもので十分です。
百均などに売っている安い縄跳びは,柔らかくて軽すぎる為、
跳んだときの変形が激しくて跳びにくいのでオススメしません。
縄跳びをする際の注意点
足首やヒザが痛むときはすぐ止めましょう。
縄跳びは直接これらの場所に負担がかかります。
慣れないうちから縄跳びをやり過ぎると負担はかなり掛かります。
また体重が重い人はいきなり縄跳びを始めるとヒザを痛める可能性が高いので、
体重をある程度落としてから縄跳びをやりましょう。
足首やヒザの負担を減らすために着地のショックを吸収するシューズを履いて
縄跳びを跳びましょう。
これだけでも負担はかなり違います。
縄跳びの効果
練習を行う前のアップ
縄跳びは比較的軽い練習ですので、
激しい練習前のウォーミングアップとして行われる事が多いです。
基本的に2~3ラウンド(1ラウンド=3分間)跳びます。
他にもウォーミングアップで行われるトレーニングとしてシャドーボクシングがあります。
詳しくはこちらをご覧下さい。
初心者ボクシング上達講座 練習編~シャドーボクシングのやり方と効果
スタミナアップ
ボクサーはスタミナが絶対的に必要になります。
長くて最大12ラウンド、36分間を戦います。
やってみると分かりますが、1Rスパーリングするだけ物凄くキツイです。
どんなに強いボクサーでもスタミナがなければパンチを打つ事ができません。
縄跳びの飛び方にダッシュを取り入れる事でスタミナアップの効果があります。
縄跳びダッシュはスタミナが相当必要で、同時に体中の筋肉も一緒に鍛える事ができます。
他にもスタミナを鍛えるトレーニングとしてロードワークがあります。
詳しくはこちらをご覧下さい。
初心者ボクシング上達講座 練習編 ロードワークのやり方と効果
手首を鍛える
縄跳びはある程度の重さがあれば手首を鍛える事ができます。
また同時に腕や肩も同時に鍛えることができるのです。
さらに手首を回すことにより、パンチのリズム感の練習もできます。
リズム感とフットワークを鍛える
ボクシングでは攻撃も防御もリズム感が大事になります。
自分のリズムでボクシングをするとまったくバテませんし、非常に有利に戦えます。
ボクサーは足を常にリズムを刻むようにステップを踏んだり、体を小刻みに動かしています。
パンチを当てるタイミングや、避けるタイミングをはかっています。
縄跳びで養われたリズム感を使うことで、
相手のリズムを崩しながら自分のリズムで戦う事ができます。
基本的にリズム感があるボクサーは縄跳びが上手いです。
また、ボクサーは基本的にずっとつま先立ちで動くため、縄跳びでふくらはぎや筋肉のバネ、
瞬発力を鍛えます。その結果、軽快なフットワークが可能になるのです。
フットワークの記事についてはこちら!
初心者の為のボクシング上達講座 構え編~ステップ(フットワーク)の基本
縄跳びのポイント
1.まっすぐな姿勢を保ってアゴを引いて、リズミカルに膝は柔らかく跳びます。
2.口を開けない癖と持久力を高めるために鼻呼吸をしながら跳びます。
3.高く跳ぶのではなくなるべく低くて速く跳びます。
4.ワキが開かないように肘を固定して、腕でロープを回して床に優しく打ちつけるように跳びます。
これがボクサーの跳び方の重要なポイントです。
常にこれを意識をして縄跳び跳ぶとより効果的なトレーニングになります。
特にアゴは必ず引くようにして下さい。
縄跳びの時からアゴを引く癖をつけておき、本番で上がらないようにする為です。
まとめ
縄跳びの飛び方と効果をお伝えしました。
縄跳びはシンプルですが、
ボクサーにもってこいのトレーニングだと分かっていただけかと思います。
縄跳びをやり続けていると分かりますが、結構単調でつまらないです。。
実は少し前まで僕は縄跳びをサボる事が多々ありました。
しかし縄跳びの重要性を再度学び、再認識したのでそれからきちんと毎日やっています。
相変わらずつまんないと思ってます(笑)
単調ですが、効果は絶大でしかも手軽に行えますので、是非、やってみてはどうでしょうか。
強くなる為に今日も特訓あるのみです。