キッドです。
ボクシングでは体格の公平性を考えて、体重で階級が分かれています。
体重が50キロの選手と100キロの選手が戦うとどっちが勝つかは明白ですよね。
50キロと60キロの選手でもどちらが有利かお分かりかと思います。
そのため、17階級にも渡って階級が細かく分かれているのです。
これが階級の意味です!
たくさん階級があって覚えるのが大変ですね。
今回はそんなボクシングの階級についてお伝えします。
ボクシングの階級一覧
一番軽い階級がミニマム級で一番重い階級がヘビー級になります。
階級 | 体重(ポンド) |
ミニマム級 | 47.627キロ(105ポンド)以下 |
ライトフライ級 | 48.988キロ(108ポンド)以下 |
フライ級 | 50.802キロ(112ポンド)以下 |
スーパーフライ級 | 52.163キロ(115ポンド)以下 |
バンタム級 | 53.524キロ(118ポンド)以下 |
スーパーバンタム級 | 55.338(122ポンド)キロ以下 |
フェザー級 | 57.153キロ(126ポンド)以下 |
スーパーフェザー級 | 58.967キロ(130ポンド)以下 |
ライト級 | 61.235キロ(135ポンド)以下 |
スーパーライト級 | 63.503キロ(140ポンド)以下 |
ウェルター級 | 66.678キロ(147ポンド)以下 |
スーパーウェルター級 | 69.853キロ(154ポンド)以下 |
ミドル級 | 72.575キロ(160ポンド)以下 |
スーパーミドル級 | 76.204キロ(168ポンド)以下 |
ライトヘビー級 | 79.379キロ(175ポンド)以下 |
クルーザー級 | 90.719キロ(200ポンド)以下 |
ヘビー級 | 90.719キロ(200ポンド)超 |
このようにミドル級までは約2キロ間隔で細かく分かれています。
ボクサーが自分にあった適正階級で戦う事は試合に勝つ為にとても大事です。
適正階級になるためには減量しないといけません。
その記事はこちらからご覧下さい!
ボクシングの減量の方法!なぜボクサーはきつい過酷な減量をするのか?
みての通りフライ級からミドル級までは
スーパーがつくと一階級重くなるので覚えやすいです。
一概には骨格の差とかもあるのではっきりとは言えませんが、
参考がてらにおおよその身長はミニマム級では160センチ以下くらい、
フェザー級は170~173センチ、ミドル級は180センチ以上くらいの身長です。
ヘビー級になると190センチ以上の大男が勝負を繰り広げます。
ちなみ僕が試合をするとしたら階級はスーパーフライ級から
バンタム級当たりが適正階級と言えるでしょう。
普段の体重が大体60~62キロくらいなので
7~10キロくらい減量しないといけないわけです。
はあ~、キツイぜ(笑)
階級の豆知識
各階級の名称には由来があって、
例えば一番軽い階級のミニマム級は日本語で最小という意味からきています。
フライ級はフライはハエという意味からきています。
フェザー級のフェザーは羽毛という意味からきています。
ライト級は軽いという意味で、何故ライト級が軽いのかというと階級ができた時は
ヘビー級とミドル級、そしてライト級の3階級しかなかったようです。
ヘビー級に比べてライト級は軽いという事からきているようです。
その間のミドル級は中間という意味ですね!
このように階級の名称は意外にも由来があったのです。
それにしてもフライ級のハエとかヒドイですね(笑)
各階級の特徴
軽量級はスピーディー
軽量級は軽い事から当然スピードが速いです。
速いフットワーク、速いパンチで目もくらむようなスピードです。
軽量級のトップスピードを見るときっと驚くと思います!
パンチ力は重量級に比べると当然迫力は無くなりますが、
タイミングよく当たるともちろんダウンもあります!
スパッとタイミングとスピードで相手を一瞬のうちに倒します。
重量級は見ごたえ抜群
ボクシングの重量級のパンチといったらもう見応え抜群です。
大袈裟ですが大型トラックがぶつかりあうような感じです。
いいパンチが当たると一発で試合が終わります。
ガードの上からパンチを受けても倒れる可能性があります。
重量級のパンチをミットで受けた事がありますが、その強さは腕が壊れそうな程でした(笑)
そのくらい衝撃が凄かったです!!
顔にもらったらどんな事になるか考えただけで恐ろしいですね。
有名選手の階級
僕の大好きで今や知らない人はいないほど有名な井上 尚也選手の現在の階級はバンタム級です。
ライトフライ級とスーパーフライ級の時代もありました。
階級を上げてきて現在のバンタム級に至ります。
ボクシング界のレジェンドである具志堅用高さんも軽量級のライトフライ級でした。
また日本人では大きな体格であるミドル級の代表選手は村田 涼太選手がいます。
ミドル級で世界王者になった日本人はガチンコファイトクラブで知る人も多い竹原 慎二さんと
村田 涼太選手のみです!
さらに、これまた有名な一昔前の選手ですが、
猪木 対 アリで一躍有名になったモハメド アリや
伝説の男、マイク タイソンは一番重いヘビー級です。
日本人で多い階級
出典:「https://www.photo-ac.com/」
日本人にとっては平均体格的にバンタム級からフェザー級当たりが標準的といえる階級です。
今までに日本からバンタム級やフェザー級で多くの世界チャンピオンが誕生しています。
基本的に日本人は小柄なので軽量級の選手が多いです。
しかし軽量級に集中しているわけは日本人の体型が小柄という理由だけではありません。
体重によるパンチの重さの違いがあるため、
減量して少しでも軽くし、相手のパンチに耐えれるようにする狙いがあります。
日本人は外国人に比べて体が丈夫ではないため、
世界のボクサーと戦うと考えた場合、できるだけダメージを減らす方向で考えないといけません。
パンチをもらったときの影響を少しでも少なくするために、
可能な限り減量をしてできるだけ軽い下の階級で戦おうとします。
こういった傾向から小柄な日本人がさらに
減量をするので軽量級がとうしても多くなります。
中にはかなり無謀な減量を強いられるケースもあります。
世界で多い階級
外国人は体が大きいので中重量級が圧倒的に多いですね。
世界トップクラスの選手は大体、この階級が多いです。
外国人は日本人に比べて体が大きいので必然的にそうなってしまいます。
さらに日本人と比べて外国の選手はそんなに減量をしません。
もちろん選手によりますが、医学的に減量はあまりオススメしていないのと
体が丈夫だから相手のパンチ云々を考えないからです!
メイウェザーやゴロフキン、カネロ、世界で有名な選手はほとんどが中重量級です。
まとめ
ボクシングの階級について、お伝えしました。
減量の記事を合わせて読んで頂き、
適正な階級を選びボクシングを頑張れたらいいですね。