キッドです。
今回は構え編の構え方でお伝えしたスタンスの広さについて詳しく紹介していきます。
自分にあったスタンスをきちんととる事ですべてのボクシング技術がアップします。
スタンスの幅の取り方
ボクシングの構えの中で重要になるのが足のスタンスの幅です。
スタンスを広くしたほうがいいのか、それとも狭くしたほうがいいのか、
自分に合った適切なスタンスの幅を掴めていない選手も意外といます。
適正なスタンスをみつけるには一つの方法として、
両足を前後に開いて、体重を左カカトの上にかけてしゃがみます。
この体勢を保つのに自分が一番保ちやすいと感じる状態に歩幅を調整します。
その歩幅が見つかったら、そのまま真っ直ぐに立ち上がれば、自分にあった適正スタンスです。
後は、このスタンスの幅で構えれば良いでしょう。
またスタンスをとったら、何度もジャンプしてみて下さい。
自然と自分にあうスタンスの広さになっていきます。
基本的には足の幅をあまり広くしない方が良いと言われています。
これは次の行動に移る時の速さが遅くなる為です。
スタンスをとった両足カカトの上げ方
カカトを浮かせるかどうかは選手のスタイルにもよって変わってきますが、
主にこの3つの種類があります。
①前足は足の裏全体をつけて、後ろ足のカカトを浮かす。
俊敏かつバランスをとって動くことを一番に考えている最も多いタイプです。
前足全体を地面に着けておけば、パンチを打った際に自分の姿勢を保ちやすくなります。
ただし、前足は足の裏全体を着けたとしても、
べた足になり過ぎるのは移動が遅くなるのでオススメしません。
②両足ともカカトを浮かす。
スピードを意識するなら前足のカカトを浮かす場合もあるのです。
そうする事で次の動きがスムーズに行えます。
しかし、前足のカカトを浮かせてしまっていては、
パンチを打つ時に体のバランスを崩しやすくなってしまいます。
③両足とも足の裏全体をつける。
離れた距離からパンチを打つ場合は、瞬発的な強いダッシュ力が必要になるので、
稀ですが、後ろ足のカカトも地面につけて行うケースも例外的にあります。
しかし、基本的に後ろ足のカカトはあげるというふうに覚えておいて下さい。
スタンスをとった両足の重心の取り方の種類
①前足重心
接近戦を得意とするタイプが多いです。前足に6か7くらい重心の割合を置きます。
②後ろ足重心
距離をとって戦うタイプがとる場合が多いです。後ろ足に6か7くらい重心の割合を置きます。
③両足とも同じ重心
この重心のかけ方が一番バランスよくどんな場合でも対応できます。
両足に5対5くらいに重心を置きます。
まとめ
どういうボクシングスタイルかによって、スタンスが違いますし、
同じスタイルでも人それぞれスタンスは違います。
練習を重ねていき、自分が一番パンチを打ちやすく、動きやすいスタンスを見つけて下さい。
これはあまり教えてもらうものではなく自分でつかむものです。
習うより慣れよってやつですね。
次はステップについて覚えましょう。
初心者の為のボクシング上達講座 構え編~ステップ(フットワーク)の基本
スタンスをの幅と重心をきちんととって、ボクシング技術をアップさせて下さいね。