キッドです。
ボクシングジムに入門したものの一体どうやってプロボクサーになるのかや
その試験はどんな内容か気になるかと思います。
プロボクサーになる為にはプロテストを受けないといけません。
今回はそんなプロテストについて詳しくお伝えしたいと思います。
プロテストを受けるには
まず前提として日本ボクシングコミッション(JBC)が公認した
日本プロボクシング協会に所属しているボクシングジムに入門する必要があります。
そこに入門して練習を積み重ねていき、ボクシングが上手くなって、
会長やトレーナーからプロテスト受けてもいいよ!と
認められたら日本ボクシングコミッション(JBC)のプロテストを受けます。
そのテストに合格したら
プロボクサーのライセンスを取得する事ができます。
練習期間はもちろん人それぞれですが、
初心者の方の目安でかなり詰めて練習して半年から1年~といったところでしょう。
プロテストの受験資格
前提としてボクシング協会加盟ジムに所属している者に限られます。
一人でフリーではプロボクサーになれません。
受験年齢は満16歳から満34歳までのコミッションドクターによる健康診断に合格した者です。
試合に出場できるのは17歳からです。
プロテスト申込み時に34歳であれば受験可能です。
どんなにプロテストを受けたくても受験年齢を満たしていないと受ける事ができません。
健康診断についてはスポーツとはいえボクシングは
殴り合いをするわけですから健康な身体である必要がありますし
それを証明できる診断書がないと受験はできません。
ちなみに受験料は男子C級テスト 6,600円で女子C級テスト 11,000円。
男子B級テスト 11,000円で女子B級テストも同じく11,000円です。
ライセンスにはA級、B級、C級の3つがありほとんどの方はC級(4回戦デビュー)を受験します。
A級(8回戦)、B級(6回戦)のテストを受けるのは
アマチュアのインターハイで実績を挙げている人のみで受験人数は少ないです。
健康診断の内容
特別な検査としてはB型肝炎検査、頭部CT 検査があります。
30歳以上はCTに代わり頭部MRI検査があり、
女子はテスト日から30日前以内の妊娠反応検査をしないといけません。
後は一般的な健康診断の内容で視力、聴力、体重、身長、血圧、内科検診、
胸部レントゲン、一般血液検査などです。
この中で一番引っかかりやすいのが視力ですね。
以前は0.6以上という規定があったらしく、かなり視力で引っかかっていてみたいです。
しかし、今では片目0.1~2以上あれば問題ないようです。
ライセンスの失効
プロボクサーの年齢制限は17歳から36歳までで、
37歳になると自動的にライセンスが失効しプロボクサーではなくなります。
しかし、現役のチャンピオンか、トーナメントの大会で勝ち進んでいる途中で37歳になった場合は、
特別にライセンスの継続が認められています。
また、キックボクサーなど他の格闘技のライセンスを持っている人は、
プロボクシングのライセンスを取得することができません。
その場合はライセンスを返上した後、プロボクサーのライセンスを取得しないといけません。
プロテストのテスト内容
筆記試験と実技試験があります。
筆記試験は簡単なルールテストでボクシングの基本的な知識があれば問題ありません。
練習生としてトレーニングを積み重ねていれば、ほぼ合格できるみたいです。
重要なのは実技試験のスパーリングです。
ヘッドギアを着用し受験者同士が1ラウンド2分30秒、
インターバルは30秒のルールで2ラウンドのスパーリングを行います。
合格する為の重要項目は相手を倒す事や明らかに勝つ事でなくて(勝ち負けはありません)、
基本のジャブ、ワンツー、ディフェンスのガードがしっかりできているかがポイントになります。
明らかに負けていたスパーリングでもこれらがしっかりできれば合格する事もあります。
逆に倒したとしても基本がしっかりできていなければ不合格になる場合もあるようです。
プロテストを見た感想
ボクシングの試合を見に行く機会はたくさんあるので、
その中でプロテストの様子も見た事があります。
見た感想はとにかくみんな手数を出していてめっちゃ攻めまくっていました。
気迫がものすごく伝わってきましたね。
自分があの立場になるのかと思うととても緊張します。
プロテストの合格率
プロテストの合格率は大体60~70%以上と高めです。
これは先に所属のボクシングジムがプロテストを受けれると判断しているため、
このように高い数字になっていると思われます。
プロテストの実施頻度は東京で毎月1回以上、地方では不定期で試合の度に開催となっています。
また、不合格だったとしても、3ヶ月後には再度受験することが可能です。
まとめ
プロボクサーになる流れとプロテストについてお伝えしました。
最近ではプロライセンスのみを取得する為にプロテストを受ける方もいます。
せっかくボクシングジムに入会したら頑張ってプロボクサーを目指してみませんか!!