キッドです。
今回は初心者の為のボクシング上達講座 パンチ編~ロングフックをお伝えしていきます。
まずロングフックとはどういうパンチか説明します。
ロングフックとは通常のフックよりも射程距離が長いフックで遠い距離から打つフックです。
フックは通常接近戦のパンチですがロングフックは遠い距離のパンチです。
効果としては遠心力がだっぷりついてますので大ダメージを与えれる事ができて、
KOもできるパンチです。
左ロングフックの打ち方
構えた状態から腰を左側にひねって回転させタメを作り、
腰をひねって作ったタメを利用し腰を回転させ戻しながら左手を
横から孤を描くようにヒジを曲げたまま打ちます。
通常の左フックよりも遠くの距離から打ちます。通常の左フックのヒジの角度は90度ですが、
ロングフックのヒジの角度は120度から150度くらいです。
通常の左フックの打ち方はこちら!
最初はゆっくりでいいので打ち方を覚えて下さい。
基本的に離れた位置から踏み込みながら打つ事が多いです。
形に慣れてきたら素早く打って素早く戻します。
体はリラックスして肩の力は抜きましょう。
鏡を見ながらパンチを打つ位置は基本的に自分のアゴを打ちます。
もしくはこめかみに打つ場合もあります。
アゴと同様にこめかみも弱点になります。
これが基本的な左ロングフックの打ち方です。
右ロングフックの打ち方
構えた状態から腰を回転ながら右手を横から孤を描くように打ちます。
腰のタメがいらないので、そのままの構えから打つ事ができます。
通常の右フックよりも遠くの距離から打ちます。
通常の右フックの打ち方はこちら!
その為ヒジの開く角度は通常の右フックより開きます。
120度から150度くらいです。
早く打って早く戻す。
右のオーバーハンドブローのような打ち方です。
右のオーバーハンドブローは斜め上から打ちますが、
それを横から打つイメージです。
鏡を見ながらパンチを打つ位置は基本的に自分のアゴを打ちます。
これもこめかみに打つ場合もあります。
これが基本的な右ロングフックの打ち方です。
ロングフックの打ち方のポイント
1.カウンターに気を付ける
モーションが大きく隙が多いのでカウンターをもらいやすいです。
しかも仮にもらっちゃったらかなり効きます。十分に警戒しておきましょう。
2.オープンブローにならないように
距離が遠くなりどうしても肘の開く角度が広がるため、
オープンブローになりやすいです。
オープンブローとは拳面ではなく手のひらの面でパンチを打つ事です。
掌部分には、ボクシンググローブのクッションが無くて危険な為、反則行為です。
反則を取られない様に気をつけましょう。
3.ヒジの開く角度が開きすぎないように
開き過ぎるとフックの威力が落ちてしまいます。
また肘を痛めてしまう危険性もあります。
ヒジの角度が開いたとしても150度くらいでそれ以上開かない様にしましょう。
まとめ
ロングフックの打ち方についてお伝えしました。
長い距離でのフックやアッパーはパンチがワンパターンになって
読まれてしまったように感じた時など、パンチのタイミングを変えるために使うといいですね。
このパンチはモーションが多きく使いこなすには
豊富な実戦経験が必要な難しいパンチです。ですので、無理に使う必要はありません。
当てるのが難しく難易度が高いパンチですが、当たれば威力は抜群ですし、
打てるようになるとパンチのバリエーションが増えて
その分有利に戦えますので、是非覚えてみてはいかかでしょうか。