キッドです。
今回は初心者の為のボクシング上達講座 パンチ編~パンチの質をお伝えします。
パンチの種類を一通り、お伝えしました。
ここで仮に全員が同じフォームで同じ打ち方ができるとします。
そこで、差がでるものは何だと思いますか?もちろん、体重は同じ設定にしておきましょう。
答えは。。。
そう、パンチの質です。
パンチが強いと言われる人には主に3つのパンチの質があります。
では詳しく見ていきましょう。
パンチが固い
出典:「https://pixabay.com/ja/」
固いパンチについて説明します。その名の通りパンチが固いんです。
拳が固いと言ってもいいです。このパンチの利点として、
通常戦う時はアドレナリンがでて痛みを感じにくくなりますが、その状態でも痛い!!と感じます。
このパンチはもらうと、グローブの中に石でも入っているような
拳で殴られたとは思えないほどの痛みです。
「ゴツンッ!!」と鈍い音がするような感覚です。
ですので、相手はパンチをもらいたくないと思うようになります。
また、顔にもらうと腫れやすくなるのもこのパンチの質です。
その為、相手は中々近づけません。
パンチをもらいたくないから、過剰に反応するようになるのです。
パンチが固い事でこのようなメリットがあるのです。
さらに、本当に固いパンチは骨も折ってしまいます。
このパンチの固さは生まれ持ったモノもありますが、鍛えればある程度は誰でも固くなります。
拳を鍛えればよいのです。
ここで大事なのは、せっかく鍛えて固くして拳でも拳の部分をきちんとパンチが当たった時に
当てる事と、ちゃんと当たる瞬間に拳を握り込まないと固いパンチにはならないので、
気をつけましょう。
パンチがキレル
これが、ボクサーにとって最も大事なパンチの質です。
ソリッドなパンチとも言われます。相手の意識を刈り取るパンチです。
ようするにダウンさせるために最も必要なパンチです。
このパンチはダメージを受けると、
目の前がチカチカするような「パキーン」という感じのパンチです。
クリーンヒットすると一瞬で意識を飛ばすパンチです。
不思議な事に力を込めて打ってもこのキレルパンチにはならないのです。
このキレるパンチは、瞬発力がある人に多い傾向があります。
イメージとしてはタオルでパチンとはじくようなイメージです。
インパクトを意識してパンチを押すのではなく、パンチをキルようにイメージします。
キレるパンチはにダウンを奪いやすいので、非常に有効なパンチです。
パンチが重い
純粋に重いパンチです。ドーン!ていうイメージで吹っ飛ばされるようなパンチです。
パンチ力が強い=重いと思われがちなのですが、
パンチが強いのはパンチがキレルし、固いパンチも含みます。
パンチを重くする為には、その為の筋トレをするとある程度は誰でも重くなります。
軽いで悩んでいる方も安心して下さい。
このパンチは一瞬で相手をダウンさせるようなパンチではありませんが、
体にダメージがたまっていき確実に相手の体力を奪っていきます。
さらにパンチが重いとやはり相手にプレッシャーを与える事ができます。
この重いパンチは、筋肉量が多く腕力が強い人に多い傾向があります。
ボディビルダーのようなムキムキな人は重さだけで言えばパンチは重いと言えるでしょう。
しかし、ボクシングのパンチは重いだけではダメなのです。
不思議な事にこの重いパンチをクリーンヒットさせても意外と相手が倒れない事が多いです。
まとめ
それぞれのパンチの質は、生まれ持ったモノです。
なので硬いパンチを打てるようになりたい!と思っても鍛えれば硬さを近づけることはできますが、
持って生まれたパンチの質を完全には変えることは難しいでしょう。
元々パンチが固い人までは固くならないって事ですね。
しかし、鍛える事によって、確実に変化は現れてきます。
以上、パンチの質についてお伝えしました。
どのパンチの質も大事です!!
すべての質を兼ね備えた最強のパンチを身につけましょう!!