キッドです。
今回はボクサーの練習のパンチングボールシングルについてお伝えします。
テレビでよく見るボクシングジムでの練習風景です。
ダダダン・ダダダン・ダダダンとやっている光景を見たことがある方もいると思います。
素早くできるとめっちゃかっこよく見えます。まさにあの姿もボクサーって感じです。
しかし、シャドーボクシング、サンドバッグなどの主な練習と違って、
まったく練習しない人もいます。
きちんと効果がある練習なので、
今回の記事でしっかりとその効果を分かって頂きたいと思います。
それではパンチングボールシングルの練習について見ていきましょう。
目次
パンチングボールシングルとは
パンチングボールシングルとは、ボクシングのトレーニング用の練習器具です。
円状の板に天井からぶら下がっている水滴状の空気が入ったボールを、
片手もしくは両手で素早く叩きます。
ボールを叩くと天井の板にあたり、またそのあたった反動でボールが戻ってきます。
パンチングボールシングルでトレーニングすると、
反射神経や動体視力などが鍛えられます。
パンチングボールシングルはボクシングジムにはもちろんありますが、
家庭用のものも売られています。
しかし設置が面倒なので持っている方は少ないと思います。
持っている人がいれば相当なボクシングマニアでしょう(笑)
なので、まさにボクシングジムならではの
トレーニングと言っても過言ではありません。
パンチングボールシングルの打ち方
出典:森川 ジョージ 「はじめの一歩 1巻」
まずは高さ設定から
まずは、パンチングボールの高さから設定しましょう。
パンチングボールの高さは台で変える事ができます。
ちょうどよい高さの台に乗ってパンチングボールを叩くといいでしょう。
初めは、パンチングボールの一番太い真ん中の箇所が、
自分の鼻くらいの高さに設定しましょう。
高くし過ぎると、すぐに肩と腕の疲労がたまってしまい続ける事ができないので、
慣れるまでは自分の鼻の高さにしておきます。
始めは軽く片手でボールの中心を打つ
パンチングボールにかなり近づいて肘の位置を固定して、
拳を円を描くように回すボールの中心を目がけてゆっくり軽く打ちます。
普通の力で1回叩くだけで、おそらく3往復くらいします。最初は両手ではなく、
片手だけでやってみましょう。右左どちらでも構いません。
3回天井を打って跳ね返ってきたらパンチングボールを
叩くといったやり方をすると簡単にできます。
慣れてきたら2回、1回で打ちます。
左右どちらの手でもやれるようになりましょう。
ボールの中心をしっかりと打って、
ボールが真っすぐ戻ってくるように何度も練習しましょう。
リズミカルにスピードを速く打つ
出典:森川 ジョージ 「はじめの一歩 127巻」
今度はさらにスピードアップして打ちます。
スピードアップしてパンチングボールが出来るようになる頃にはかなり慣れています。
両手で打つ
次は両手を使います。片手とそんなに変わりません。
しかし、左右の手で同じ力で、同じ場所を打つのが難しです。
右利き左利きがあるように、どちらかに力は偏ってしまいます。
自分が思っている方向とは全然別の方向にいってしまいがちです。
中心に当てる事を常に意識しましょう。
はじめから交互に左右の拳を出さずに、
3回右手で叩いたら次は左手で3回叩くなど、自分が出来る回数からやっていきましょう。
慣れてきたら、2回、1回と回数を減らしてやっていくとよいです。
パンチングボールシングルが上手くできるコツは?
ボールの中心をパンチし、
バウンドしてきたボールを目でしっかりと見てタイミングをはかりリズムよく打ちます。
初心者がよくやってしまうのが、最初から強い力と速いスピードで
パンチングボールを打ってしまって、
パンチングボールの動きが目で追えないスピードになってしまうことです。
また、的確にボールの中心を打てない事です。
焦らずはじめのうちは、ゆっくり的確にボールの中心を狙ってやりましょう。
やっていると必ず上手にできるようになります。
パンチングボールシングルの効果
出典:森川 ジョージ 「はじめの一歩 1巻」
動体視力・反射神経アップの効果
同じ場所と同じ力で打つのが難しくて、的確に打てる為には動体視力が必要になります。
じっと集中してボールを見ていることで、パンチングボールのスピードに目が慣れてきます。
動体視力はボクシングにおいて攻撃にも防御にも重要なので、
パンチングボールで楽しみながら鍛えましょう。
また、素早く動くパンチングボール対応する事で反射神経が鍛えられます。
パンチの的確さがアップ
ボールの真ん中を打ち続けないとパンチングボールは続けれませんので、
ボールの真ん中を的確に打ち続ける事でパンチの的確さがアップします。
さらにパンチを打つタイミングを身につけることができます。
当て感も鍛える事ができます。
肩の強化
ずっと腕を上げている状態でパンチングボールを打ちますので肩が鍛えられます。
パンチングボールで肩を鍛えると疲れた時にガードが下がりがちになっていても
下がらなくなります。
初心者には、丁度よい肩と腕の筋肉強化のトレーニングになります。
リズム感の向上
出典:森川 ジョージ 「はじめの一歩 127巻」
パンチングボールはリズミカルに打ち続ける必要があるのでリズム感も
一緒に鍛えることができます。
パンチングボールをスムーズにできるようになると
だんだんとリズム感がよくなってきます。
リズム感はボクシングにおいて非常に重要です。
自分のリズムでボクシングができるとどんなに動いても不思議とバテないんです。
まとめ
ボクサーのトレーニング、パンチングボールシングルについてお伝えしました。
パンチングボールは絶対にやるように言わないジムもありますので、
そこまで重要な練習ではないという意見もありますが、僕は重要な練習だと思っています。
パンチングボールシングルはボクサーの練習にもちろんいい効果もたらすし、
上手くできればボクサーっぽく見えて目立ってけっこう楽しいです。
ボクシングジムに通っているなら積極的に取り組んでみるといいですね。