キッドです!
ボクシングのパンチの打ち方、コンビネーション、ディフェンス、
フットワークやテクニックを色々覚えてくると
実践練習のスパーリングをやってみようとなります。
スパーリングについては詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
怖い気持ちを克服してボクシングを上達させよう スパーリングのコツと効果
そしてスパーリングをやりたくなると思います。
スパーリングをやってみると分かると思いますが、
実践となるとこれまでシャドーボクシングやサンドバッグ、
ミット打ちでできていた事がほとんど上手くてきないと思います。
これは相手がいるから当然の事です!
相手は動くし、さらにパンチをおもいきり打ってくるので上手くいくはずがないのです。
今回はスパーリングで初心者がありがちな事と絶対に意識すべき事をお伝えします。
徹底してやる事によってスパーリングの上達がグンと早くなりますよ!
アゴを引いてガードを上げる
ガードを上げる事はディフェンスの基本中の基本です。
そんなの分かってるよ!!!と言われてしまいそうですが、
これが意外にできていないし、できないんです。
シャドーボクシングやサンドバッグ、ミットでは上手くできていたのに
スパーリングになると力みや緊張、疲れ、
攻撃に意識がいき過ぎなどで初心者の方はけっこうな確率でガードが下がっています。
さらに攻撃の際に体がむき出しになり勢いよく打とうしてついついアゴが下がります。
ガードが下がってアゴが上がっている状態になるのです。
それはそれは本当に無防備な状態です。
こうなると相手へ弱点を狙って下さいと自らさらけ出しているようなものです。
アゴは人間の急所の一つで、パンチで的確に打たれると脳が揺れてダウンしちゃいます。
当たりどころが悪いと立ち上がるのは難しいでしょう。
特にカウンターをもらっちゃうと一発で倒れちゃいます。。
必ずアゴを引く事を心がけてガードを上げるように意識して下さい!
これを意識して行う事だけで相手のパンチを綺麗にもらう確率がグッと減ります。
たったこれだけの事をやるだけなので、意識すれば簡単なはずです。
何でもそうですが、大事なのは意識です。
特に注意してほしいのはパンチを打つ反対側のガードです。
例えばジャブを打った時の右手のガードが下がらないように、
また右ストレートを打った時の左のガードが下がらない様に気をつけましょう!
下を向かない
相手がパンチを打ってきた時に、最初はどうしてもパンチが怖いので
かがむように頭を下にさげて真下を見てパンチから目をそらそうとします。
かがむのはディフェンスのダッキングの避け方でもあるので問題ないのですが、
下を向いてパンチから目をそらす事がいけません!
これが初心者のスパーリングの最初の難関といってもいいくらいです。
やってしまうという方は安心して下さい。最初はほとんどの人がやってしまいがいちです。
パンチは怖くて当たり前です。
そして人間の本能で怖いものから目をそらしてしまうという行為なので仕方ないのです。
しかし、安心し続けないでボクシングをやる以上、これは絶対に直さないといけません!!
下をむいてパンチを見ない事はとっても危険なので、ついつい本能的に
初めはやってしまいがちですが意識して早めに絶対に直しましょう。
これを克服するポイントは意識と勇気です。
前述したガードをしっかりと上げれば意外と怖くないものです。
しっかりとパンチは最初は怖いけど見るぞーという勇気をもって
顔を下げない様にパンチをしっかり見ましょう!
そしてパンチが怖いという感情は当たり前なので、
逆転の発想で下を見て見えない状態からパンチをもらうほうが怖いと考えるようにしましょう。
実際にそっちの方が遥かにパンチが効いてしまいます!!
見えているパンチっていうのは反応できないようでも瞬間的に耐えるように踏ん張っているので
ダメージを軽減できているのです。
どうしても下をむいてしまうという方は相手と打ち合わせして
マスボクシングで最初は優しく打ってもらい徐々にパンチの強さを
上げていってもらうと下を向かないようになっていきます。
この練習でかなり慣れてくるはずです。こればっかりは習うより慣れろです!
パンチが当たる距離で打つ
相手のパンチが当たるのが怖いのでどうしても遠い距離で戦おうとします。
距離を取る事はディフェンスの面でとても大事ですが、
攻撃面で言えば遠い距離からジャブやストレート、
ワンツーを打とうとするので、相手にパンチが当たりません。
はじめのうちは距離感が分からないというのもありますが、
あからさまに届かないところからパンチを打って当てようとするのはナンセンスです。
遠いので当たるワケがありません。
しっかりとはじめにならったジャブでパンチが当たる距離を図り、
パンチが当たらない距離からパンチが当たる距離まで踏み込んでパンチを打つようにしましょう!
もちろんパンチを打つ際は前述したアゴを引いてガードした状態からパンチを打ちましょう。
ガードをしっかりしていると相手の反撃やカウンターを多少なりとも防ぐ事ができます!
まとめ
スパーリング上達のコツについてお伝えしました。
まずはこれを意識するだけで全然スパーリングが変わってきます。
とりあえずはこの3つのポイントだけ抑えるとよいでしょう!
スパーリングを始めたばかりでコツが分からなく
上手くいかない方は今回の記事で上手くいけば幸いです。
健闘を祈ります!今日も練習あるのみです!