キッドです。
はじめの一歩の小橋 健太は主人公一歩に匹敵する努力の天才だと思います。
彼が一歩に向かって名言を言った時はただのヤラれキャラじゃないなと思いました!!
今回は、はじめの一歩で登場するキャラクターで小橋 健太についてと、
彼の技を参考にボクシングのちょっとしたテクニックと使える戦術について
解説していきたいと思います。
目次
小橋 健太について
出典:森川 ジョージ はじめの一歩 6巻
一歩の東日本新人王トーナメント2戦目の相手です。
これといって秀でているところがない平凡なボクサーで
パンチ力がない代わりに必死に相手のデータを集めます。
そのデータを基に巧みな作戦で
KO勝ちよりもクリンチなどで相手のペースを乱してヒットアンドアウェイで
判定で勝ちを狙うスタイルのアウトボクサーです。
ファイトスタイルも見た目も地味な感じの印象の選手です。
初めての登場
出典:森川 ジョージ はじめの一歩 5巻
初登場は5巻です。6巻に一歩と試合をします。
大滝ボクシングジム所属です。
東日本新人王トーナメントで
クリンチを多く使い、派手な打ち合いがないので観客からすると盛り上がらず、
ブーイングを食らうような試合をします。
しかし、そのスタイルで
インターハイ準優勝の選手に勝って一歩と対決する事になります。
小橋のジムの会長は、KOしなくても勝てば良いと言って、
小橋のスタイルを応援し、
スタイルを変えなくてもいいとアドバイスをするのでした。
そのおかげで小橋も救われます。
一歩との試合前では、実力不足を自分で認識しているので
一歩の弱点を見つけようと試合前は鴨川ジムに偵察に何度も足を運びます。
一歩に偵察がバレますが気の優しい一歩は
何も言いませんので小橋は研究し放題でした。
一歩との試合
出典:森川 ジョージ はじめの一歩 6巻
まだ未熟だった一歩でも小橋との闘いは
楽勝と言われていたくらい小橋の評価は低かったのです。
しかし、予想とは裏腹に一歩との試合は善戦します。
序盤は得意のクリンチなどで一歩のペースを見事に乱し、
順調にポイントを取り、有利に立っていました。
試合前の偵察のかいがあって一歩のコンビネーションやクセは
見事に見抜かれていてそれはもう鴨川会長も関心するくらいでした。
相手を研究するというのも大事ですね。
圧倒的に小橋有利に試合が運んでいき、
小橋が一歩に打ったワンツーパンチがアゴにクリーンヒットして一歩が効いたことで、
今まで味わった事のない拳への感触を覚えてKO勝ちをしてみたい欲求にかられました。
そしてKO勝ちをする為に攻める姿勢で残り時間戦うことになりました。
会長は小橋に今までのスタイルで戦えば判定で勝てるから危険を冒して
一歩と打ち合うなと強く引き止めましたが、
会長の言葉に一瞬戸惑うも、
もはやKO勝ちの欲求を抑えることが出来なくなっていました。
案の定、攻めの体勢で迎え撃ったところを
4ラウンド残り数秒のとこで一歩に逆転KOされてしまい、負けてしまいます。
本当に惜しかったです。試合には負けてしまいましたが、
観客からは認められるようになった闘い方でした。
この試合をきっかけに、小橋にとって自分の中で何かが変わり同時に
今までのスタイルから変わり、
判定勝ちではなくKO勝を狙うアグレッシブなスタイルに変更しました。
その後の小橋
出典:森川 ジョージ はじめの一歩 33巻
その後はジュニアフェザー級に転向してランキングニ位になります。
血の滲むような努力があった事でしょう。
ランキング一位の速水とのタイトルマッチでは、
ファイトスタイルを変えた小橋は始めは不利な状況ではありましたが、
それでもKO勝ちをするといったスタイルを変えることはなく、
闘志を燃やして、壮絶な打ち合いの末に
逆転KOで速水に勝ちました。僕の予想は速水が勝つのではないかと思いましたが、
予想を覆し、そして見事に日本王者になったのです!!
その後は初防衛戦で負けてしまって、
それと同時にあっさりと引退を決意するのでした。
しかし、ボクシングに未練がある引退ではなく、
やりきったと納得した引退だったと思います。
引退した後はトレーナーに転向してボクシングに今も関わっています。
そして一歩のもとに挨拶に行き、一歩に対して感謝の言葉を述べました。
それと同時に、一歩や宮田、千堂、間柴以外の同期が
全員引退したことを一歩に話しました。
一歩が引退した事を聞いた時は
一歩に夢を託していた気持ちもあったと思うので残念だったと思います。
小橋 健太の技
クロスアームガード
出典:森川 ジョージ はじめの一歩 6巻
一歩のような強打の選手と試合をする場合、
ガードをしたにもかかわらず
ガードの上からダメージを食らってしまうことがあります。
そんな強打の選手相手に効果的な防御方法がクロスアームガードです。
やり方としては両腕を十字に交差させて
両腕で相手の攻撃を吸収します。
しかし、クロスアームガードには弱点もあります。
真正面からの攻撃には強いですが、横からの攻撃には弱いです。
また、ガードしてからの次の攻撃に繋げにくいです。
その点では有効な防御とは言えないかも知れませんが
ダウンを取られて、かなり効いて後がなくなった時などに使えます。
クリンチ
出典:森川 ジョージ はじめの一歩 6巻
小橋のクリンチの使い方が非常に上手いです。
一歩との相手の強打者には一見近づきたくないように思いますが、
実は近づきもしない、離れてもいない微妙な距離というのが一番危険なのです。
小橋の作戦では微妙な距離では突き出した左手で一歩を払いのけて近づいた状態、
密着状態になったらそこから上手にクリンチする事で一歩はまったく攻撃できませんでした。
小橋はクリンチを上手く使って一歩攻略をほぼ完ぺきにしたのです。
有効なクリンチ
出典:森川 ジョージ はじめの一歩 6巻
小橋が使っていた相手の腕を抱え込むようにするクリンチも有効です。
面白くないと観客から批判を受ける事が多いですが、
僕は立派なテクニックだと思います。
また相手のワキの下から自分の腕を潜り込ませて上へ突き上げるクリンチも有効です。
小橋の戦術
出典:森川 ジョージ はじめの一歩 6巻
小橋の使った有効な戦術です。
逃げ回ると見せかけて攻撃に転じる。2R目に行った作戦です。
一歩は今までの試合やファイトスタイルから
小橋がジャブやクリンチでまた逃げ回ると思い込んでいました。
しかし、思わぬ攻撃を受けた事で予想とは違いパニックになりました。
その後はリズムが狂ってズルズルとペースを握られて
スタミナまで奪われてしまったのです。当然焦りますし、そうなったら
狂ったリズムを1~2Rで立て直す事は難しいです。
相手の意表を突くことも立派な戦術ですね。
小橋の名言
出典:森川 ジョージ はじめの一歩 6巻
この名言です!!
あの自身がない弱気な小橋からこの名言がでました。
しかも少し自身があるような顔でした。
そんなセリフを言うタイプではないのですが、
対戦相手に言いきったということは余程自身があったと思います。
一歩との試合を見ると彼の努力が滲みでています。
鴨川会長も関心するほど
相手のウィークポイントやクセ、コンビネーションなどを徹底的に研究して
自分の得意技で攻めてそれを封じて、確実に勝ちにいくという努力です。
実質、一歩との試合では小橋が最後に
攻めにいかなければ勝っていてもおかしくありませんでした。
むしろ作戦通り逃げに徹すると勝っていたでしょう!
この名言通り、攻めにいけなければ勝っていただろうし、
結果は負けましたが、一歩の圧勝という予想を覆したのです。
まとめ
小橋 健太についてとボクシングのテクニックについて解説しました。
一歩との試合をきっかけに強くなって日本王者にまでになった小橋です。
小橋はパンチ力が無かったですが、
努力をすれば日本王者にまでなれる事を証明してくれました。
努力も見習いたいし、ボクシング技術で使えそうな技は是非見習いたいですね。